胃がん治療

胃がんとは

胃の粘膜にできた悪性腫瘍を胃がんという。

日本人に最も多いがんで、男性で50歳後半から60歳代にできる人が多い。

胃がんは、胃壁への進行度によって2つに分けられる。

早期胃がん
がんの浸潤が胃壁の(内側から、粘膜、粘膜筋板、粘膜下組織層、筋層、漿膜層の順に層を形成)粘膜下組織層にとどまっているもの
進行胃がん
がんが胃壁の筋層から漿膜層の範囲まで浸潤したもの

早期胃がんは無症状のことが多いが、人によっては弱い胃の不快感や胸やけ、げっぷ、食欲不振を訴える場合もある。

しかし、進行胃がんになると、食欲不振が進み、衰弱が目立ち、おなかが張る、ときどき痛む、血を吐く(コーヒー色の吐血)、下血(便に血が混じる、黒い便がでる)などの症状が現れる。

そしてさらに進行すると、がん細胞が血液などに入り込み肝臓、脳、肺など他の臓器に転移する。

京都大   胃がん手術件数 90(37)

都道府県 京都
医療機関 京都大
住所 京都市左京区聖護院川原町54
電話番号 075-751-3111
胃がん手術件数
(うち腹腔鏡手術件数)
90(37)
在院(入院)日数 15
内視鏡治療件数
(うちESD件数)
58(49)
※注
「ESD」は内視鏡治療のうち、粘膜下層剥離術の件数。「在院数」は腹腔鏡手術以外に開腹による幽門(胃の出口)側胃切除術を受けた後の在院日数(一部施設は抗がん剤治療の入院日数を含む)。2006年の手術件数、治療実績とその内容のアンケート結果。

胃がんの進行度を表す病期(ステージ)

がんが胃の壁のどの深さまで進んでいるか、リンパ節にどの程度転移しているか、肝臓やお腹の中など遠くへ転移してるかなどを総合して決めます。
病期はステージ1からステージ4までありますが、数字が大きいほど、またAよりもBの方が、がんが進んでいることを示します。

胃がんの進み具合(病期、ステージ)
N0
(リンパ節転移がない)
N1
(胃に接したリンパ節に転移がある)
N2
(胃を養う血管に沿ったリンパ節に転移がある)
N3
(さらに遠くのリンパ節に転移がある)
T1,M
(胃の粘膜に限局している)
1A 1B 2 4
T1,SM
(胃の粘膜下層に達している)
T2
(胃の表面にがんが出ていない、主に胃の筋層まで)
1B 2 3A
T3
(筋層を越えて胃の表面に出ている)
2 3A 3B
T4
(胃の表面に出た上に、他の臓器にもがんが続いている)
3A 3B 4
肝、肺、腹膜など
遠くに転移している
4

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